沖縄そば入門編(ラーメンとの違い)
そば? ラーメン? うどん?
沖縄そば、本土で暮らす人たちには
ちょっと不思議な食べ物。
沖縄県内では
お店、家庭、若い人、シニアに関わらずよく食べられる。
「味噌汁」代わりじゃね! とも言えるくらいよく食べられています。
そんな沖縄そば、グーグル先生で調べてみた。
《目次》
沖縄そばの歴史
沖縄の麺料理の起源は、琉球王国時代に中国南部から伝来した
ということですが宮廷の高貴な人たち、一部の人たちの料理だった。
一般の人が食べられるようになったのは明治時代以降のこと。
日本人が大陸から連れてきた中国人のコックさんが那覇市で開いた支那そば屋が
ルーツだそう。
沖縄では、気候や土壌など
そばが育つ環境ではないため、生活や文化の交流が増えた明治以降も
沖縄で「日本そば」が食べられることはなかった。
本土でも「中華そば」はあったが、日本そばと別物であるため
いつの頃からか中華そばは、ラーメンという名前になりました。
要するに沖縄そばとラーメンのルーツは一緒なのです。
であるね
「そば」と言う名前の違い
本土では、馴染みの深い「そば」
「そば」と名乗るには、30%以上のそば粉が配合されているのがルールです。
では
そば粉を全く使わない沖縄そばが、なぜ「そば」と呼ばれるのか?
沖縄が日本に返還された4年目の1976年
公正取引委員会は、お役所のルールして
そば粉を配合していないと、「そば」を名乗ってはいけない!
と・・・But
しかしだよ!「沖縄のそば」で生計を立ててきた
沖縄のそば業者や文化人、政治家が、明治時代より馴染んできた
名前を変えられない!
と反発して、その主張は認められ
1977年、そば表記が認められた。
ただし「沖縄そば」と名称を定めて、そばと区別することになりました。
原材料の違い
沖縄そばの原料は、主に小麦粉です。
ラーメンと同じく、小麦粉にかん水(麺に食感や喉越し、色味を与える添加物)
を加えたもの。
同じ小麦粉を原材料とする、うどんには、かん水は入っていません。
しかし、食べて比較すればわかりますが
かなり違います。
その違いの理由は、麺を作る工程上の違いです。
沖縄そばは、粉から麺の状態となった段階で茹でます。
食べる直前まで、生麺のラーメンとの違いはそこにあります。
沖縄そばは、モッチモチ
ラーメンは、ツルッとしている。
何かわかったようなわからんような表現で
ゴメンですが、それぞれ麺によっても違うので、ご自分の
判断で比べてみて下さい。
スープと出汁、麺の違い
沖縄そばは、カツオ出汁+豚骨だしが基本。
ラーメンは、鶏ガラスープ、豚骨スープ、魚介など豊かなバリエーション。
どちらのジャンルもスープ、出汁は
進化し続けているので、融合しているよね。
沖縄そばが、ラーメンのようでウドンのようにも感じるのは
そんなところが理由だろうか。
ラーメン業界も、今は様々な具でバリエーション多くなっていますが
沖縄そばは、昔から具材が豊か。
それぞれの店や家庭で特徴がありますが、こんな具材たちが定番です。
- 軟骨ソーキ(軟骨ごと食べれる)
- 本ソーキ(骨の硬い部分、スペアリブ)
- 三枚肉(皮のついたバラ肉)
- てびち(豚足)
- ゆし豆腐
- かまぼこ
- アーサー
- 卵焼き、錦糸卵
- こんぶ
それぞれのスープや具、また麺の種類で特徴ある「沖縄そば屋」
が沖縄県内には、専門店や食堂を入れれば900店舗ちかくあるそうです。
沖縄県の人口(2020年調べ)が146万人なので
10万人あたりだと単純計算だが、約60店舗。
自分の好み、よりどりみどり^_^
麺好きの人には、楽園の島ですね。
《おうちでお手軽沖縄そば》